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同性愛者差別と物議醸した筑波大学祭の「芸バー」 指摘を受け中止が決定

大学担当者によると、不適切な表現を認めた上での対応とのこと。

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 11月1日〜3日開催の筑波大学学園祭「雙峰祭(そうほうさい)」に出店予定だったカフェ「芸バー」が中止になった。「芸バー」は同大芸術専門学群の男子1年生が女装して接客する毎年恒例のカフェで、今年初めて開設された告知サイトに同性愛者に関して不適切な表現があるとしてネットで話題になっていた。


画像 「芸バー」告知サイト。現在は「ただ今編集中です」となっており、紹介文などは見られなくなっている

 告知サイトでは「芸」と「ゲイ(男性の同性愛者)」をかけた紹介文・画像が掲載されていたが、現在は「ただ今編集中です。」の説明文を添えてロゴしか見られなくなっている。変更前のサイトを見たネットユーザーから、同性愛者に対して差別的な表現だという意見がサイトや同大へ数多く寄せられていた。

 筑波大学の学生部学生生活課(学生支援チーム)によると、カフェの中止は企画団体(学生)、関係教職員、学祭を担当する学生生活支援室の3者で打ち合わせで決定したとのこと。中止の主な理由について、「外部からの通報を受け、大学側がサイト上にマイノリティの方々へ不適切な表現があったことを確認。制作した学生の方もサイトへの書き込みを受け、表現が不適切であったことを認め、誠意を持って対応したいということで中止にいたった」とコメントしている。


画像 筑波大学学園祭「雙峰祭(そうほうさい)」のサイト

黒木貴啓


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