ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

ニコニコ動画のひどすぎる耳コピで爆笑された中学生 6年間ですごいミュージシャンになっていたと話題に

人は誰かになれる。

PC用表示 関連情報
advertisement

 2007年の終わりごろニコニコ動画に投稿され、そのあまりのひどさで聴く者を震撼させた動画「中二の俺がスーパーマリオブラザーズを頑張って耳コピしてみた」。その中学生が6年間を経て、すごいミュージシャンに成長しているとネット上で話題になっています。

 「中二マリオ」は音感の全く無いという当時中学2年生の投稿者・黒魔さんが耳コピにチャレンジするという動画。「\ジャーン/」という不協和音や「のっぺっぺっぺー」というおかしなリズムなど、素人のレベルをはるかに下回る完成度でニコニコユーザーの爆笑をかっさらった作品です。いくらまだ中学生だとしてもそこに音楽的才能を感じ取れた人はおらず、「絶望音感」「JASRAC困惑」「石の原石」などのタグが付けられるネタ動画となっていました。

画像 280万再生を突破した名作ネタ動画として有名

 しかし、その後もボカロやオリジナル曲を制作しコンスタントに動画を投稿し続けた黒魔さん。着実に成長を続けているうちに気がつくと別人のようにハイクオリティな作品を投稿するようになっていました。2011年にはとうとう自作のボカロ曲が10万再生を突破して「VOCALOID殿堂入り」を達成し、同曲のカラオケ配信も開始。さらに音楽ゲーム「SOUND VOLTEX」シリーズにもオリジナル曲が多数採用されるなど、本格的な音楽制作者としての人気を獲得します。一方、ひどくて笑える動画の続きを期待していた「中二」時代のファンからは「なぜ上達した」と残念がる声もあり、「またおm・・・誰だお前は!?」「伸びて叱られるタイプ」のタグもよく付けられています。

 この成長に気付いたコタク・ジャパンが記事にし、ニコニコニュースでも取り上げられたことから再び大きな話題に。関連動画の多くがランキングに再浮上し、初めて黒魔さんの成長を知った人からは「別人すぎるだろw」「人ってこんなに成長できるのか」などと驚きの声が多数あがっています。

画像 マリオ人気の再燃でその他の楽曲も再び大きな注目を集めています

たろちん

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る