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安保法制「違憲ではない」わずか3人 「報道ステーション」の調査で憲法学者151人が回答

多くの学者の見解もあわせて公開しています。

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 安倍政権が成立を目指している“集団的自衛権の行使容認”を盛り込んだ安全保障法制の関連法案について、テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」が憲法学者に行ったアンケート結果が公開されています。それによると回答した151人のうち、同安保法制に「憲法違反の疑いはない」とした人はわずか3人でした。


画像 「報道ステーション」公式サイトより

 アンケート調査は、憲法判例百選の執筆者198人に行い、返信のあった151人分のデータを集計したもの。「今回の安保法制は、憲法違反にあたると考えますか?」という質問に「違反にあたる」と答えたのは127人、「憲法違反の疑いがある」が19人、「憲法違反の疑いはない」が3人、「回答なし」が2人でした。また、「一般に集団的自衛権の行使は日本国憲法に違反すると考えますか」に対しては132人が「憲法に違反する」と回答しています。


画像 実名で見解を公開している

画像 井上武史氏(九州大准教授)の見解

 安保法制を巡っては、現在国会で激しい議論が続いており、今月上旬には菅義偉官房長官が「(安保法制を)合憲とする憲法学者がたくさんいる」と発言し、その後、長尾一紘氏(中央大名誉教授)、西修氏(駒沢大名誉教授)、百地章氏(日本大教授)の3人を挙げていました。

 今回のアンケートでは、井上武史氏(九州大准教授)、浅野善治氏(大東文化大教授)が「違憲ではない」との見解を表明しています。なお、同サイトでは、安保法制に関する執筆者のコメント(許可した人のみ)もあわせて公開しています。

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