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なっ、なんだってー!? 土用の丑の日、近畿大学が「うなぎ味のナマズ」を限定販売

大阪と東京で限定30食ずつ。

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 2015年の土用の丑の日は、7月24日と8月5日。近畿大学は7月24日、世界で初めて開発した「うなぎ味のナマズ」を販売します。「うなぎ味のナマズ御重」が食べられるのは、大阪梅田と東京銀座にある養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」。各店舗先着30食限定(ランチのみ)でなくなり次第終了、価格は2200円(税込)です。


近畿大学水産研究所では、養殖した魚や和歌山の食材の料理を提供する養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」を出店している

 うなぎ味のナマズとは、日本産マナマズのこと。資源の枯渇が危惧されるうなぎの需要に応えるべく、近畿大学農学部水産学科の水産経済学研究室では、2009年から6年間、うなぎ味のナマズの開発を目指して研究をしてきました。

 日本産マナマズは完全養殖が可能で、資源的な問題がない半面、食味がやや泥臭く、脂質が少ないためウナギの味にはほど遠かったといいます。水産経済学研究室の研究により、天然マナマズの中でも産地によっては脂質を多くを含み、泥臭さが少ない個体があること、さらに、エサと水質のコントロールによって食味の調整が可能になることを特定し、その方法を開発しました。


ウナギ類の総供給量の推移。この15年でウナギが減った11〜12万トンが、マナマズの潜在市場と言える

 今回はうなぎ味のナマズ御重を試験販売し、その結果を研究に生かすことでさらなる高品質化を目指すそう。マナマズを普及させ、将来的にはニホンウナギの半額以下での価格帯で提供できることを目標にしているそうです。

 ウナギより安く、同じおいしさのかば焼きが食べられるとなれば、これは大きな朗報。うなぎ味のナマズのお重、食べてみたいですね……!


近畿大学農学部水産学科では、クロマグロ、ヒラメ、マダイ、シマアジ、ブリ、カンパチなどさまざまな魚の養殖に取り組んでいる

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