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織物や陶磁器など、日本の工芸品をオンライン上で閲覧できる「Made in Japan: 日本の匠」プロジェクトがGoogle Cultural Instituteで公開されました。
Google Cultural Instituteとは、世界の美術館などの美術品や資料を検索、閲覧できるサービス。アーカイブごとにスライドショー形式で閲覧できるほか、Googleの機能である地図やストリートビューを使って詳しく調べられるアーカイブも提供されています。
同サービスで1月26日に公開された「Made in Japan: 日本の匠」プロジェクトは、西陣織や京薩摩、九谷焼、輪島塗など82種の工芸品を展示し、地図を使って工芸品の生まれた場所から検索できます。
このコレクション、写真がどれも高画質なのがうれしいところ。刀剣の鍔(つば)や大鎧の紐の結ばれ方、焼き物の細かな絵付けまでよく見えます。ページ右上にはモニタサイズで拡大できるボタンもあるので、ぜひ拡大して見てみてください。
また、作品によってはその制作風景の動画も用意されています。組紐が組み上げられる行程や甲冑の小札同士をつなげる作業風景などはまさに匠の業。このほかにも蒔絵や焼き物、和紙や木工品に至るまでさまざまな工芸品がアーカイブされており、今まで気づかなかった日本の文化を再発見できるチャンスかもしれません。
(今藤祐馬)
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