プロサッカークラブ「グルージャ盛岡」がこのほど開始したマスコットキャラクターを決める一般投票に、ネタとしか思えないキャラが混じっていると話題になっています。足が生えた折鶴のような見た目ながら「『折れない心』の持ち主」という設定。うまいけど、もはやサッカー関係ないだろ!
J3リーグに所属する岩手県のサッカークラブ「グルージャ盛岡」は2016年5月、マスコットキャラクターの一般募集を開始。チーム名にスペイン語で鶴を意味する「グルージャ」を使用していることから、鶴をモチーフにしたデザインであること、着ぐるみやぬいぐるみとして立体化できることなどを条件として掲げていました。当初は2016年内に主催者側で採用キャラクターを決定する予定でしたが、3月25日の発表で、一般投票で決定する方針に変わったことが明らかにされています。
候補4作品のうち、1〜3番は鶴にボールやスパイク、ユニフォームを合わせており、いかにもサッカークラブのキャラクターという印象。いずれも人間のような体格になっており、着ぐるみ化したときのことも十分考えられているようです。しかし、4番「キヅール」は、折鶴に小さな足を生やしただけという異色のデザイン。中の人がむちゃくちゃ動きにくそうなうえに、サッカーっぽさがまったくないじゃないですか!
「キヅール」は落語好きで、鶴だけに笑福亭鶴瓶(つるべ)さん、仁鶴(にかく)さんのファンとのこと。また、「折鶴ながら『折れない心』の持ち主」とひねりの効いた設定も盛り込まれています。……いや、うまいこと言わなくていいところだから、ここ!
なお、Twitter上では「盛岡なのに鶴瓶、仁鶴と上方落語押しという謎設定も良い」「みんながキヅール一択しかないって言うけど、やっぱキヅールしかねえ」と大好評。「グルージャ盛岡」の発表によれば、25日時点でポイントの過半数を獲得し、ぶっちぎりの1位になっているそうです。「キヅール」に投票している方はこのまま首位独走を祈願したいところですね、折鶴だけに。
(マッハ・キショ松)
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