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富士ゼロックスと東京メトロ、個人用オフィス空間を駅構内に貸し出す実証実験を開始

ブースがぽつんと置いてある光景を想像するとシュール。

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 富士ゼロックスが東京メトロと共同で、駅構内で個人用のオフィス空間を貸し出す実証実験を開始しました。南北線溜池山王駅と千代田線北千住駅に、密閉式のワークブースを設置。5月31日までは両社のスタッフが検証のため利用し、6月1日から9月30日まで一般開放します(料金未定)。


ブース 駅構内にあると思うと、ちょっとシュールなワークブース

溜池山王 溜池山王駅では5番出入口付近に設置

北千住 北千住駅では仲町改札付近に

 テレワークを活用するビジネスパーソンに、移動中のスキマ時間を有効利用してもらう試み。ブース内にはコンセントと専用の無料Wi-Fi、液晶ディスプレイが備わっています。カフェやファストフード店を利用する場合と違い、通話や機器の充電に不自由しませんし、情報漏洩のリスクも軽減できます。


内装 カフェなどと違い、メールや資料などがのぞき見されない

 利用可能時間は7時から22時までを予定。オンラインで場所と時刻を指定して予約でき、15分の小単位で利用することも可能です。利用時はブースの電子錠をスマートフォンで解錠する仕組みを採用しています。

 6月以降は設置駅を増やす予定。実験後はサービスの適正を評価のうえ事業化を目指し、サテライトオフィス提供事業者などと連携して、日本中で便利に利用できる環境の構築を進めるとのことです。


(沓澤真二)


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