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レオパレス、建築基準法違反の疑い 遮音・防火のための界壁が施工不十分

問題が確認されたものについては順次補修工事を行い、2019年10月の工事完了を目指すそうです。

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 レオパレス21は1996年から2009年に建てられた施工物件の一部に、建築基準法違反の疑いのあるものが発見されたと発表しました。耐火や遮音のため、共同住宅の各住戸間に設置される「界壁」が施工されていない、もしくは施工が不十分なものが発見されたとのこと。


レオパレス

 「ゴールドレジデンス」「ニューゴールドレジデンス」など6つの物件シリーズで、棟数1万3791棟のうち5月26日時点で290棟の調査が完了。17棟が界壁なしの状態で、21棟が施工不備の状態だったといいます。また4月27日、「確認通知図書と施工内容が一部異なっている」と発表していた集合住宅「ゴールドネイル」と「ニューゴールドネイル」についても、調査対象915棟のうち184棟の調査を完了し、168棟に界壁が設置されていなかったとしています。


レオパレス 290棟を調査し、38棟が施工に問題があった状態

レオパレス 「ゴールドネイル」「ニューゴールドネイル」ではそのほとんどに界壁が設置されていない状態

 発生原因として、物件のバージョンアップが頻繁に行われていたことや、図面と施工マニュアルの整合性に不備があったことが確認されている他、社内検査体制も不十分だったとしています。今後は施工物件3万7853棟について順次調査を進める他、問題が確認されたものについては順次補修工事を行い、2019年10月の工事完了を目指すそうです。

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