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“鳥に刺激を与え意図的に飛び立たせている”とTwitterで炎上 総合写真展の受賞作品、サイトの掲載取り下げ

「動物愛護の観点からも撮影マナーの観点からも褒められたものではない」

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 第21回総合写真展の受賞者が“鳥たちを光や音で刺激を与えて意図的に飛び立たせ撮影した”とコメントし炎上していた問題で、写真展を主催する国際文化カレッジは当該作品の公開と受賞者コメントの公開を停止したと発表しました



 この作品は鳥の群れが湖面から飛び立つ様子を写したもの。「衆議院議長賞」を受賞したため、当初は受賞者の顔写真、本名、受賞コメント付きで総合写真展のサイトに公開されていました。しかし、受賞者が「鳥を飛び立たせるために音や光で刺激を与えた」とコメントしていたことから、Twitterでは「無神経だ」「憤りを感じる」などの批判が相次いでいました。

 国際文化カレッジはこの受賞者コメントを掲載した経緯について、「動物愛護の観点からも撮影マナーの観点からも褒められたものではない」としつつ、「この行為が虐待にあたるとまでは認識しておらず、行き過ぎはあったが創作行為の範疇と判断していた」と説明。しかし、多くの人が不快な思いをしており、同様の手法による撮影を助長する恐れもあることから作品とコメントの非公開を決めたとしています。

 国際文化カレッジは今後、撮影時点で動物に負荷を与える行為があったことが明らかな作品は審査の対象から外すなど、厳格な姿勢で臨むことを明言するとともに、「主催者として配慮が至らなかったことを深く反省し、あらためまして心よりお詫び申し上げます」と謝罪しています。


写真展 炎上

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