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容量2000Whクラスのポータブル電源は、家電を問題なく使えるのはもちろん、長時間の電力確保ができるため、車中泊やキャンプ、防災用途まで幅広く対応できます。
ただ、容量が大きい分、サイズや重さが増えて持ち運びや設置のハードルが上がるのも事実です。
今回は、2000Whクラスの大容量ながら従来の同容量帯モデルを大幅に上回るコンパクトさ&軽量化を実現したポータブル電源「EcoFlow(エコフロー) DELTA 3 2000 Air」を紹介します。
「大容量ポータブル電源は大きくて場所を取る」というイメージを覆す製品で、多くのユーザーから注目を集めています。
軽量・コンパクトな大容量ポータブル電源「EcoFlow DELTA 3 2000 Air」
EcoFlow(エコフロー)は、ポータブル電源やソーラーパネル、ポータブルエアコン、モバイルバッテリーなどを展開するメーカーです。特にポータブル電源は、充電速度の速さやスマートフォンアプリとの連携による使い勝手の良さに定評があります。
エコフローのポータブル電源には、主に「RIVER」と「DELTA」の2つの主力シリーズがあります。RIVERは小型で持ち運びやすいモデル、DELTAは高出力で大容量モデルを展開しています。
今回紹介するDELTA 3 2000 Airは、エコフローから春に発売されたばかりの新モデル。リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を採用した容量1920Whのポータブル電源です。価格は13万4700円(税込)。セール時は10万円前後に値下がりすることもあるため、容量2000Whクラスのモデルとしては比較的手の届きやすい価格帯と言えます。
小型だけどスペックはしっかり。ちゃんと「使える」ポータブル電源
最大の特徴は、バッテリー容量2000Whクラスとは思えないコンパクトさです。サイズは、約22.0(幅)×42.6(高さ)×22.3(奥行)cm、重さは約17.5kgで、2000Whクラスのポータブル電源の中で小型・軽量に作られています。
車内やテントなど、限られたスペースでも邪魔になりにくく、設置の自由度が高い点が大きな強みです。
また定格出力も1000Wあり、パワーも十分。独自技術のX-Boost機能を使用すれば、最大1500Wの家電まで稼働できます。消費電力が1000W以上ある電子レンジや電気ケトル、ドライヤーなども、X-Boost機能があれば問題なく使用可能です。
4種類の充電方式に対応。専用アプリでさらに使いやすく
出力ポートはAC電源×2、USB Type-A×2、USB Type-C×2の計6ポート構成です。本体の充電は、ACコンセントからなら最短約2.3時間でフル充電が可能。またバッテリーは、3000回以上の充放電後でも初期容量の70%を保持する長寿命設計です。停電時には0.01秒未満で商用電源から本機への切り替えも行えます(※)。
※UPS(無停電電源装置)機能ではありません
充電方式はACコンセントのほか、ソーラーパネル・走行充電器・シガーソケットの4種類に対応。走行充電器「EcoFlow Alternator Charger」との組み合わせなら約4.4時間の運転で満充電になるため、車中泊中も効率よく電力を補充できます。
専用アプリとの連携により、バッテリー残量の確認や充電スピードの調整、出力のオン/オフ操作などもスマホから遠隔で行えます。
実際に車中泊で使ってみた!
従来の容量2000Whクラスのポータブル電源は、大きくかさばるイメージがありましたが、DELTA 3 2000 Airは1000Whクラスの製品と比べても違和感がないほどコンパクトです。
車内に置いても圧迫感が少なく、場所の移動もスムーズ。持ち運びはもちろん、車中泊時も邪魔になることはなく、車内を広々と使えて快適な使用感です。
X-Boost機能でドライヤーや電子レンジも動かせるため、アウトドアシーンにおいても普段に近い生活感で過ごせるのは大きなメリットだと思います。
一方で、縦型デザインは省スペース性には優れますが、本体の高さがあるため重心が高く、設置場所によっては安定感にやや不安が残ります。特に、車内では揺れの影響を受けやすいため、置き方には注意が必要です。
また縦長のため、一般的な横型のポータブル電源と比べると、上面に物を置くスペースがあまりありません。横に倒しても問題ないようなので、移動中やベッド下に収納したい場合は、横に倒しておくのが良いかもしれません。
出力ポートの数も上位モデルと比べると控えめなため、複数の家電を同時にフル稼働したい人には不向きかもしれません。頻繁に複数の家電を同時使用する人は、上位モデルのDELTA 3 Maxも検討の余地があるように感じました。
とはいえ、2000Whの大容量をコンパクトかつ手頃な価格で手に入れたいというニーズにはぴったりのモデル。車中泊や長期キャンプ、防災備蓄用途として、コストと性能のバランスを重視する人におすすめです。