SBG:ISAOが事業戦略を説明。今春「ドリームパスポート3」

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2000年2月17日更新

　CSK・SEGAグループのネットワークサービス会社であるISAOは2月17日，都内において同社の事業戦略および新サービスなどについて発表を行った。

　同社取締役である高倉鉄夫氏らの説明によれば，ISAOはn対nで同時に楽しめる”ライブコミュニティ”を構築していくとしている。これを実現するためとして，「体験共有」「経験共有」「感情共有」の3つのコンセプトを推進していく。

「体験共有」としてはさまざまなタイプのネットゲームを提供。「ぐるぐる温泉」などゲームの中で対話するシステムや，「バーチャロン」のように対戦だけでなく”観戦”という楽しみ方を提案していくという。さらには多人数参加ゲームも用意していく計画。

　また「経験共有」では，コンテンツを充実。既存コンテンツにもコミュニケーション機能を付加して，イベント要素を増やすことも行っていく。「感情共有」では不特定者間の対談など，コミュニケーション面への注力を図って行く意向だ。

　ちなみにISAOの社名は，会長兼社長である大川功氏（写真）からとったことはもちろんだが，「Interactive Services for Amusement Online」という，同社のコンセプトも表わしているとのこと。

　挨拶のため檀上に立った大川氏は，「今までAIやデータベースと並んで，ネットワークに投資してきた。ようやく自分の手でネットワークビジネスを本格スタートできる」と語った。

　大川氏によれば，ADSLやスーパーワイドバンドインターネットを見据えた展開を考慮したものだとしている。実際に東京－大阪間のアミューズメント施設を光ファイバーで接続して，ローレーテンシーでリアルタイムの対戦ゲームの実験も行っていることも明らかにされている。

　こうしたネットの世界を実現するべく，CSKグループでは，その第一歩として今春，Dreamcast用ブラウザの新バージョン「ドリームパスポート3」をリリース予定だ。詳細はこちら。

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