リキッドオーディオ・ジャパンは,「セガカラ」のセガ・ミュージック・ネットワークス(セガミュージック)との間で,インターネットなどにおける音楽配信事業について業務提携を前提とした共同研究を行うことで合意したと発表した。
これにより,カラオケ音源および歌詞データを中心としたセガミュージックの保有するコンテンツを,リキッドオーディオの技術を使用して安全にインターネット配信できるようエンコーディングを行うこととなる。
セガミュージックは,「セガカラ」用の楽曲として,現在保有する2万曲弱のカラオケコンテンツをWAVやMP3形式に変更する作業を進めているという。これを,リキッドオーディオ方式ファイルに変換し,一般向けに販売するという。
リキッドオーディオ方式に変換したファイルには,歌詞データを表示する機能もあり,セガミュージックの歌詞データを流用することでファイル変換の際の人的負荷を軽減することも検討されているようだ。
今回の提携に向けての具体的な共同研究テーマは,前述の「セガカラ」の楽曲データの大量変換の方法の研究,キオスク端末によるカラオケ楽曲配信方法の研究など。さらにゲーム機への展開も考慮された,二次利用が可能なカラオケ楽曲データベースの構築についても研究される見込み。
[原 毅彦,SOFTBANK GAMES]
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