既報の通り,本日(8月1日)NTTドコモとソニー・コンピュータエンタテインメントは,都内のホテルにおいて,iモードとプレイステーションを連携させた新サービス開発に関する覚書を締結したと発表した。
発表会の壇上に立ったSCEの代表取締役社長・久多良木健氏は,(PS2を含む)PSがワールドワイドで7735万台を出荷したことを明らかにするとともに,「PSではナローバンドネット,PS2を利用したブロードバンドとともに,モバイルネットワークの3つのネット上で展開していく」とし,今回のiモードに関する提携は非常に重要であることを何度も強調した。
また,iモードのパケット通信が,通信コストの削減することにも注目しているとし,C to Cをも含む,さまざまなiモードとPSの展開が考えられるとした。
一方,NTTドコモの取締役ゲートウェイビジネス部長・榎啓一氏は,この7月にiモードの契約者数が今週末にも1000万ユーザーを突破することを明らかに。
現ユーザーの60%がエンターテイメント系コンテンツにアクセスしていることに注目し,今回のPSとの連携に期待を寄せているとコメントした。
気になるiモードとPSとの連携について,具体的なデモ映像も上映された。発表会では,競馬のゲームの例をデモ。iモード電話機上でいつでもどこでも競争馬を調教・育成する。このiモード用ゲームはネットでダウンロードしたものだ。
ユーザーは家に帰り,PSにiモード電話機を接続して,他人の育てた馬も含む,各種データをPS上のゲームにダウンロードできる,という連携だ。
SCEでは,2000年冬にパケット接続で,メールで名刺交換などができる「iモードもいっしょ」(仮)なるサービスを開始予定。これはご存知トロ君を介してコミュニケーションなどを楽しめるタイトルとなりそう。2001年春にはパッケージメディアも発売される予定だ。
また両社は,iモード上でも動画再生や高画質を実現すべく通信速度を向上させる次世代携帯電話方式「W-CDMA」と,PSを連携させた新コンテンツの可能性についても検討していくという。
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