コントローラのデザインもまた,「NINTEDO GAMECUBE」の開発において妥協の許されない重要なポイントだったようだ。盛り込むべき機能はすべて盛り込み,なおかつ心地よさを実現するための操作性をとことん追求した成果がここにある。
デザイン的にも手にフィットしそうなやわらかな局面をもち,かつストラクチャーは機能美さえ感じさせる。会場からは,「かっこいい……」とため息混じりの声も聞かれた。
今回の発表会でも,クリエイターの宮本茂氏が自らこのコントローラのプレゼンテーションを行った。
従来のコントローラと違うのは,まずボタン類の配置。左手の親指が最も置きやすい場所に,アナログスティックを配置。「滑り難く,親指も痛くなくなった」と宮本氏。そのかわり,伝統の十字ボタンは「ちょっと立場が弱くなって」手前に移動となった。
右側には中央に大きなAボタンを置き,これを取り囲むように,B,X,Yボタンが配置されている。これは,Aボタン・ホームポジションと呼ばれ,宮本氏によると「これさえ押せば遊べるゲームがほしい」とのこと。加えて,Cボタンとして新たにアナログスティックも追加された。
また,本格的なアナログトリガーを左右に設けるなど多彩な操作を可能にしている。
振動モニターも内蔵され,電池も不要で,コントローラの重さも軽くて済むとのこと。
ファミコンによってゲーム機のコントローラのスタンダードを作った任天堂が,GAMECUBEでも,さらに進化したコントローラでゲームの楽しさを演出する。
[SOFTBANK GAMES]
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