2001年3月21日,携帯ゲームマシンも新世代を迎えることになる。任天堂は本日(8月24日),「ゲームボーイアドバンス」の発売日を明らかにした。
発表会の壇上に立った同社の取締役副社長・浅田篤氏は,懐からゲームボーイアドバンスを取り出すと,大きなどよめきが……。
従来のGBとは大きくデザインが異なる横長の本体は,お馴染み十字キーに2つのボタンに加え,上部にL,Rボタンを備える。
40.8ミリ×61.2ミリの反射型TFTカラー液晶(3万2000色同時発色)は,従来の1.5倍サイズの大きさとなり,非常に見やすい。
もちろん,この6月に累計1億台(!)を出荷した従来のゲームボーイ(GB)との互換も実現している。「〜アドバンス」だけで,最大4人同時プレイも可能だ(実際,発表会の後,「マリオカートADVANCE」での4人対戦プレイも楽しめた)。
ひと通り,機能説明を終えた浅田氏は,’92年をMAXに一時期GBの人気が下降したことを認めた上で,「その後,“ポケモン”がGBを延命させたという声があるが,それは間違いだ」と切り出した。同氏によれば,“ポケモン”が出る以前,32ビットゲーム機(PSやSSのこと)が発売されたころからGBの人気が復活したという。
つまり,ユーザーは,高性能化で3次元化を推し進めただけの(当時の)新ハードよりも,ゲームソフトが充実して,楽しいGBを選んだというのだ。浅田氏は,「それは今後も変わらない。だからゲームボーイアドバンスは“究極の2次元ゲームマシン”を目指す」と締めた。
ゲームボーイアドバンスの発売は2001年3月21日で,9,800円。海外でも2001年7月に発売される予定。
[SOFTBANK GAMES]
NEWS TOP
|