|
ナムコのリハビリテイメント施設
|
「ナムコ・ハッスル倶楽部計画」と銘打ち,「遊び」と「福祉」を融合した事業や施設の展開を始めているナムコ。いよいよ同社が企画・プロデュースを行った日本初のリハビリエンターテインメント施設が11月1日に千葉市美浜区にオープンする。
このリハビリテーション施設が設置されるのは「民間高齢者ホーム・ケアプラザ銀の舟」の診療所内。一般的な医療機関とは異なり,舟をモチーフにした空間を演出した上で,さまざまな仕掛けとマシンが用意された。
リハビリテインメントマシンとして設置されるのが,従来のナムコ・アミューズメント用ゲームを福祉仕様に改良した「ゲートボール倶楽部」「ワニワニパニック」「30(サーティー)テスト」。
これに加え,これまでのリハビリ機にゲームの要素を付け加えた「ジャンケン倶楽部」(仮/写真上)を新開発。階段を昇降する運動を,遊びながら行えるというものだ。このほか,ボタンを手でたたける大きさにしてプレイステーションのゲームを楽しめるようにした「福祉仕様コントローラ」(写真下)や,高齢者が電子メールを使えるように工夫された改良型キーボードといったリハビリテインメントツールも置かれている。
これらの施設は,「高齢者のリハビリは非常に苦痛を伴うもので,なんとか楽しんでできるようにしたかった」というと同ホームを運営する民間介護サービス研究所の池畑社長に,15年前からケアマシンを手がけリハビリテーションマシンノウハウを持つナムコが協力する形で実現したとも言える。
9月28日に行われた完成披露式典に訪れたナムコの中村雅哉代表取締役社長も,「高齢化の問題は誰もが避けて通れないこと」と語り,今後も多くの人たちが楽しく生きがいを持って過ごせる空間作りに取り組んでいくという(写真は施設を訪れ「ゲートボール倶楽部」を試遊する中村社長)。
[SOFTBANK GAMES]
|