シリコンスタジオとIntrinsic Graphicsはリアルタイムグラフィックスアプリケーションプラットフォームに関する業務提携を締結，プレイステーション2用のゲーム開発用統合プラットフォームIntrinsic Alchemyの日本でのライセンス販売を開始すると発表。本日（10月26日）その記者発表会が開催した。

　Intrinsic AlchemyはIntrinsic Graphics製の，ゲーム等の開発環境を提供するソフトウェア。開発における全ての段階での一貫した開発環境の提供・マルチプラットフォーム間での高い移植性・ハードウェアごとの最適化等を特徴とする。

　発表会にはシリコンスタジオ社長関本晃靖氏，Intrinsic Graphics COO（最高執行責任者）　Brian McClendon氏，ソニー・コンピュータエンタテインメント常務兼開発研究本部長岡本伸一氏（写真下）らが出席。

　関本氏からは業務提携にいたった経緯やその内容の説明があり，挨拶を行ったSCE岡本氏は「両社の提携がPS2上での新しいエンターテイメントの発展に寄与することを期待している」と語った。

　その後McClendon氏から，Intrinsic Alchemyの説明・デモンストレーションなどが行われた。デモンストレーションでは，3D Studio MAXで作成したデータを取り込んでさまざまな処理を加えた映像を紹介するなど，Intrinsic Alchemyの実用性の高さがアピールされた。

　Intrinsic Alchemyはドキュメントの日本語化や日本のデベロッパーの要望を取り入れた改良などを行っていき，年内に日本市場でリリースされる予定。

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