ついに発売まで2カ月を切ったアーベルのDreamcast用探偵ADV「探偵紳士DASH!」。

「エクソダスギルディ」「EVE」といったADVの傑作を世に送り出した菅野ひろゆき氏の，久々のコンシューマー機用タイトルだ。キャストも発表され，期待はますます高まる一方だ。

　今回，この「探偵紳士DASH!」の新システムなどが明らかにされたので紹介するぞっ！

　まず，ゲームシステムの一部が発表された。捜査は，ドラマティックなシーンになると画面全体に文書が表示される「ノベルモード」，画面上のアイコンを直接動かして捜査を行う「クリックモード」，さらに通常のADVお馴染みの画面下部のメッセージウィンドウが出る「ウィンドウモード」の組み合わせで進めていくことになる。

　そして，注目の「捜査タイムリミット・システム」についても，詳細が明らかにされた。ゲーム中は，常に時間が流れており，場所を移動するごとに室内だと15分，屋外では30分かかることになる（下写真の右上に注目！）。むやみに街を歩き回っていても，すぐ日が暮れてしまうぞ。ちゃんと計画を持った捜査を進めよう。

　また，捜査依頼のあった事件には“解決希望日数”と呼ばれるものが設定されているので，効率よく捜査をしないと，報酬がもらえないこともあるので注意。逆に期限内に事件を見事解決すると，ボーナスとして規定額以上の報酬がもらえることになる。

「オプション画面」では，メッセージ表示を一定時間で送っていく「AutoPlay」機能のほか，メッセージウィンドウの濃さを変えることもできる。ADVの画面上に現れるメッセージ枠がちょっと邪魔だとか，見難い，と感じた経験があるけど，これなら問題ないね。さすが良質ADVを生み出し続けてきた菅野氏の作品だぜ！

　さらに，音声のオン／オフが切り替えることも可能。これ自体は珍しいことではないけれど，実は「探偵紳士DASH!」では，特定のキャラクターの音声のオン／オフが指定できるぞ。プレイヤーである主人公の声があると感情移入できない，というユーザーなら，主人公の声だけカットできるというわけだ。

　また，ビジュアルメモリ用ミニゲーム「ミントといっしょ」も発表された。これはゲーム本編のあるところまで進めると，VMにダウンロードでき，VM単体で楽しめるもの。

　VMの中でも時刻に応じた家事をしているミントちゃん（アニメーションgif参照）。ボタン操作をすると，話しかけてきてくれるぞ。うーん楽しみだねっ！

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[原 毅彦, SOFTBANK GAMES]

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