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「COMDEX/Fall 2000」の会場でXboxを発見!
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COMDEX/Fallの恒例行事といえば,開催前日に行われる,Microsoft会長兼CSAのビル・ゲイツ氏の基調講演だ。
今年は.NET以外に最新OSなどの大きな話題がなく,もしかしたらXboxが出てくるのかも,という予想があったが,案の定Xboxの話題が登場することはなく,例年通りPC関連の話題に終始した。
COMDEX/FallはIT関連のトレードショウということもあり,会場でもXboxはおろか,ゲームに関する展示は非常に少ない。そのため,ゲームフリークにとっては若干寂しいイベントなのかもしれない。
しかし,実は今年のCOMDEX/Fallでは,ある場所でひっそりとXboxのデモ機が展示されていたのだ。その場所とは,Xboxのグラフィックチップを供給するNVIDIAのミーティングルームだ。これまでXboxの発表会などで使用されてきた,あのX型の筐体が置かれ,おなじみのデモソフトが動いていたのだ。
また,Xboxデモ機の横には,Xboxの詳しいスペックが書かれていた。
その内容は,既に発表されているものと大きく変わらないが,接続されるメモリが64MバイトのDDRメモリであることなどが明記されている。
さらに,NVIDIAが供給するグラフィック機能を内蔵するチップセット「X-Chip」が,CPUやメインメモリが接続される「XGPU」とハードディスクやDVD-ROMドライブ,コントローラなどが接続される「MCPX」の2チップ構成になっていることなどが読みとれる。ただし,このデモ機に関してはグラフィックチップにGeForce2 Ultraが搭載されているそうで,ハードウェア構成は異なっていると考えられる。
ちなみに,このミーティングルームは,基本的に商談や開発スタッフによる技術解説が行われる場で,事前にアポイントメントを取っている人しか入れない。
つまり,COMDEX/Fall 2000に参加した人全てが入れる場所ではないのだ。そういった場所での展示のため,このXboxデモ機がほとんどの人の目に触れることがなかったのは残念だ。
[SOFTBANK GAMES]
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