テクモは11月20日,2000年9月の中間決算を発表。売上が37億5千万円,経常利益が3億3千万円を計上した。
部門別に見ると,アミューズメントでは,原価管理の徹底などにより,利益体質を改善,収益の落ち込みが業界全体に比べて小幅にとどまったとのこと。
家庭用ゲーム部門では、PS2用「デッドオアアライブ2」や,PS用「モンスターファーム」のベスト版などが売上に寄与。国内で約28万本の売上となっている。ただし,海外においては販売本数22万本と順調に伸びたものの,経費負担の増加により,2億円の経常損失となってしまった。
通期の見通しについては,国内でPS2用ソフト「UNiSON」が発売,欧米で「デッドオアアライブ2」が発売されたことから,売上で前期比11%増の106億円,経常利益同29%増の11億円と増収増益になると予想している。
同社では,安定した利益確保ができる体制の確立を目指して,iモードへのコンテンツ配信や,ネットビジネスの実現に向けて研究開発を行うという。
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