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オンデマンドインタラクティブTV端末の試験運用開始
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ジェイ・シー・エムは本日(1月22日),都内のホテルにおいて,オンデマンド・インタラクティブTV端末「プラスe」の発表会を行った。
「プラスe」は,ファミリーレストラン,居酒屋などにタッチパネル式の端末を設置し,情報やエンタテイメントなどの各コンテンツを通信衛星を介して各店舗のサーバへ配信するシステム。従来のネット端末と違い,ファミレスのテーブルごとに端末が用意でき,食事をしながら家族のコミュニケーションの活性化を狙うという。
用意されるコンテンツは,「あそぶ?」「占う?」「みる? きく?」「買う?」の,4つのカテゴリーが設定された。
「あそぶ?」はゲームなどを供給するもので,スピードを競ったりするものではなく,能力診断など家族でも楽しめるものが配信されるという。
注目されるのは,セガの開発子会社の1つであるヒットメーカーがコンテンツの提供を行うこと。「セガのソフト資産を活用する」(ヒットメーカー小口 久雄社長)というから,どんなゲームが用意されるか試験運用が楽しみだ。ほかにも占い,情報配信,ショッピングなど,多彩なコンテンツが食事の場を盛り上げそうだ。コンテンツ利用は有料となり,食事の清算と一緒にレジで手軽に行える。
「プラスe」は,1月25日から「ガスト」の特定店舗でテスト運用が開始され,3月には30店舗に導入される予定。さらに,7月以降は月に100店舗以上のペースで本格運用に入るという。ジェイ・シー・エムでは,2005年末には全国の約5500店舗・約11万端末の導入を見込んでいる。
壇上に立ったジェイ・シー・エムの代表取締役社長・小関文明氏は,「プラスe」を広告プロモーションメディアとして活用できることや,モバイル端末との連携などについても推し進めていくことを明らかにしている。
[SOFTBANK GAMES]
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