ソニーは,本日(1月25日),2000年第3四半期および9カ月通算連結業績を発表した。
同社では,業績報告の中でゲーム分野についても説明。この四半期の売上高は,前年同期並みとなったものの,営業損失を計上したことを明らかにした。
この要因として,ソニーではソフトウェアの売上が各国で減少したことを主な理由とするほか,プレイステーション2の立ち上げに伴う費用の計上,PS2の原価・販売費・一般管理費の増加も理由の1つとして挙げている。
この四半期における生産出荷台数は,PSおよびPSoneが369万台(前年同期661万台・累計生産7961万台),PS2は288万台(累計640万台)。ソフトウェアの生産出荷本数はPS用が5400万本(前年同期8200万本),PS2用が1690万本(累計2490万本)となったことも同時に明らかにした。
ソニーは,ゲーム分野の見通しとして,PS2ハードウェア増産体制確立の遅れなどにより,生産出荷台数を1000万台から900万台に修正している。
海外でのPSone売上は好調としながらも,ソフトウェアの生産出荷本数が見込みを下回るとし,通期営業損失が増加するという。
[SOFTBANK GAMES]