ムーディーズは,本日(2月1日),セガの無担保長期債務格付けをB2からB3に引き下げたことを発表した。
この格下げは,セガの業績が予想よりも悪化,財務の柔軟性に疑問符がつけられたことにより行われたもの。
セガの発表では,2001年3月に発生する約800億円の特別損失を穴埋めするために,大川功氏が個人資産850億を贈与することを決定。「資金面での不安はない」と話しているが,ムーディーズは大川氏がセガの会長兼社長であり,第2位の大株主であることを指摘。自己資本のクッションが縮小するためにセガの財務柔軟性が低下することを懸念した結果,引き下げに至ったとしている。
ムーディーズでは,セガが新しい戦略のもとに短・中期的にどれだけ早く財務面での成果をあげられるか,流動性の管理についてモニターしていく。
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