コナミは2月13日，最高裁判所第三小法廷が，「ときめきメモリアル」メモリーカード事件について判決を言い渡したことを明らかにした。

　この事件は，スペックコンピュータが，「ときめきメモリアル」のプレイヤーが演じる主人公の能力値をデータとして収めたメモリーカードを販売していた，というもの。

　コナミは平成8年11月に，このメモリーカードがキャラクターを無断複製したものである上，通常のプレイでは得られない高い能力値に改変した結果，ソフトのストーリーまでを改変し著作物の同一性保持権を侵害しているとして，スペックコンピュータを相手取り，大阪地裁に提起していた。

　平成9年11月に第一審の大阪地裁は，コナミの主張を退けたが，コナミはこれを不服として控訴。平成11年4月の第2審では，大阪高等裁判所がコナミの主張を全面的に認め，これをスペックコンピュータが不服として上告していたというのが，今までの経緯。

　そして，今回，最高裁が，1月16日の口頭弁論を経て，コナミの主張を認めた判決を出した形となった。

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