パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン（PCCWJ）は本日（2月23日），都内のホテルにおいて，米サケイデンスのVR･1エンターテインメント事業部を買収することで合意したことを明らかにした。

　'93年に設立されたVR･1は，ネットワークゲーム開発メーカーと知られている。同社の開発した「Conductor」（TGSでデモされたこともある）技術により，28.8Kbpsをも含むほとんどのアクセススピードで，数千人のユーザーがリアルタイムにインターネットゲームに同時参加可能となったという。

　今回の買収により，PCCWJは「Conductor」技術を使い，日本およびアジアでのネットワークゲーム事業の展開に注力していくこととなる。ネットゲームの提供は，PCはもちろん，PS2，Xbox，GAMECUBEの名前も挙がっており，携帯電話などのモバイル市場をも見据えたものになりそう。ネットゲームの環境構築は順次進めており，サービスは夏以降にスタート。

　なお，今回の買収資金は，PCCWJの普通株式40億4,000万円相当の第三者割当を実施する予定だ。

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