今回のAOUの主役はセガだった。既報のように鈴木裕氏が「バーチャファイター4」を発表したほか，従来とは異なる形態・形状のコントローラーを使ったビデオゲームを多数出展したのだ。

　まずは，事前情報が流れるやいなや世界中のトップブリーダーが注目した「犬のおさんぽ」（開発：ワウ エンターテイメント）。3台ほどの筐体がセガブースに登場した。

　写真を見てもらえば分かる通り，プレイヤーは筐体から伸びている“首輪のヒモ”を持ちながら，画面上の犬が動くペースに合わせてベルトコンベア状の筐体上を歩いていく。　プレイヤーの歩くペースが速すぎたり，遅すぎたりすると，犬のごきげんが悪くなってゲームオーバー。う〜む，体感ゲームもここまで（？）来たか。個人的に大の犬嫌いなのだが，本物の犬じゃないので安心して犬を連れて歩く楽しさが味わえて嬉しい……かも。次回作はゾウガメとか，めったに飼えない動物を連れまわすゲームがいいなあ。

　オートバイのハンドルを操作し，追って来る警部につかまらないように逃げる，アメコミタッチのバイクレーシング「ワイルドライダーズ」もアツい！　DCの「ジェットセットラジオ」を彷彿させる“アニメポリゴン”のグラフィックが楽しい。

　バイクハンドルは曲がるなどの通常のバイク操作以外に，ジャンプポイントでハンドルを引っぱるとバイクがジャンプするほか，逆に押し込むとスライド走行が楽しめる。体感筐体タイプでないエンデューロ〇ーサーを思い出すのは僕だけか？　

　バナナ形状のアナログコントローラーがカワイイ「モンキーボール」は，だれでも楽しめるアクションパズルゲーム。

　ボールに入ったサルを，このバナナ1本で操って画面上のバナナを集めるのだ。ボールには慣性がついているので気をつけろ！　ボールの進んでいくフィールドは，罠がたっぷり待っているのだ。アナログスティックの微妙な動きで，難関コースのゴールを目指せ！　バナナスティックだけでなく，ボールに入っているサルもなかなかカワイイ。カップルやファミリー層にも人気になるかも？

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