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「育てて対戦する」異色のコインゲームをコナミが出品
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今回のAOUショーでは,これまでにも増して元気な印象があるコインゲーム。ビンゴやスロットなど,お馴染みのゲームに新たなアレンジを加えたものも多い中,コナミの「MONSTER GATE」は,プレイヤーのゲーム履歴を「エントリーカード」で管理し,キャラクターの成長やアイテム収集といったロールプレイングゲーム的な要素や,プレイヤー同士の対戦といった趣向を取り入れており,全く新しいタイプのコインゲームとなっていた。
プレイヤーはまず,エントリーカードを購入し,自分のキャラクターを「戦士」か「魔法使い」のどちらかに決定する。コインをベットすると冒険が始まる。
ゲーム自体は,ダンジョンや城の中を移動しながら敵を倒すロールプレイングゲーム風のもの。アイテムやコインがフィールド上に落ちているので,それらを拾いながら最終フロアにある「クリアの証」を手に入れ,無事生還すればコインゲットとなる。持ち帰ることができたアイテムは記録され,次回以降の冒険でも使うことができる。
ゲームをさらに面白くしているのは,こうして育てたキャラクターを使って,そのほかのプレイヤーと対戦ができるシステムだ。
このゲームでは,プレイヤーがゲーム上に「領土」を持つことができる。領土を持つと,その権利は領主がゲームに参加していなくても残る。プレイヤーは,ほかのプレイヤーが持っている領土に自分のキャラクターで攻め込むことができる。この場合,その領土を持っている領主の,分身となるキャラクタがー占領を阻止しようと戦いを挑んでくる。もし,防衛に成功すれば,そのステージでプレイヤーが消費した枚数分のコインが領主のものとなり,失敗すればその領土は奪われてしまう。つまり,領土を持っていれば,プレイヤーの知らないうちにコインを獲得できる可能性がある。そのために,領主は自分のキャラクターを強く育てておく必要があるのだ。
MONSTER GATEは今夏発売予定。これまで「スピード感」のあるものが中心だったコインゲームの世界に「じっくり遊ぶ」システムで切り込む意欲作だ。ぜひ注目したい。
[SOFTBANK GAMES]
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