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GT3発売目前。完成披露会で山内氏が新たなGT構想を!
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4月28日に発売が決定したSCEのレース&ドライビングシミュレータ「グランツーリスモ3 A-spec」(6,800円)。発売を目前に控えた,今日,4月17日,都内某所で同ゲームソフトのお披露目イベントが開催された。
「GRAN TURISMO 3 A-spec RECEPTION」と題されたこのイベントは,司会にDJの赤坂泰彦氏,ライブゲストとして同ゲームのテーマ曲「MOON OVER THE CASTLE」を演奏するT-SQUARE Plus(F-1のテーマ「TRUTH」でお馴染み,T-SQUAREの特別ユニット)を迎えての超豪華版だった。
また,開発元であるポリフォニーデジタルの山内一典プレジデントにより,ゲーム解説および次期グランツーリスモの構想も語られた。
まず,GT3には,PS2のi.LINK接続による「6面マルチディスプレイ」超ワイド画面でのゲームプレイが可能なモードがあることが披露された。先日の東京ゲームショウでは,PS2のi.LINK接続を使った6人までの通信対戦がデモされたが,今回のマルチディスプレイは,6つのディスプレイを使って,プレイヤーの視野一杯にゲーム画面を映し出すというもの(写真参照)。6台のPS2と6台のモニタ,さらに6枚のROMが必要になるが,友だち6人のPS2とGT3を集めてでもプレイしてみたいユーザーも多いことだろう。
また,今回から搭載された「ライブリプレイ」は,バックで流れているBGMに同期してカメラワークが変化する新たなリプレイモード。自分のドライビングテクニックが,格好いい曲に合わせてリアルタイムに映し出される様子は,車好きならずとも感動もの。
さらに,山内氏からは「グランツーリスモの未来」として,今後の展開が発表された。「GT3はスタンドアロン,つまり1人で遊ぶレースゲームの究極を目指して作った。近い未来にGTのネットワーク版を提供する。『GTN』と呼ばれる名称のネットワークサービスであり,内容はeコマースなどではなく,車を運転する楽しみや,そのパワーをネットワークを通じて伝えるものになる」(山内氏)
GT3では,PS2の高い演算能力を存分に生かして,ユーザーからのインプットデータのみをベースに画面を構成している。このコンパクトなデータ(0.6〜4Kbps)をネットを通じてやりとりすることで,新しいエンターテイメントを提供するという。サービス開始の具体的な時期は明らかにされなかったが,「そう遠くない未来」(山内氏)とのことなので,期待して待とう。
「GT3では,車自体の構造よりも,その周辺の状況を精密に表現することでリアルに近づくことを目指した。レースゲームの魅力の1つは,運転している瞬間に行われるユーザーとゲームとの間の情報フィードバックのリピート。ハードの性能向上によって,運転中にプレイヤーが受け取れる情報量が格段に増えたGT3で,その楽しさを味わってほしい」(山内氏)
ゴールデンウイークは,GT3にドップリはまって「ヴァーチャルなリアル」の楽しさを存分に味わいたい。
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