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「Age of Mythology」は果たしてどう変わったのか?
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E3マイクロソフトブース内で行われた,「Age of Mythology」合同インタビューで明らかになった内容を公開!
「Age of Mythology」は,Windows版で世界中にブームを巻き起こしたリアルタイムストラテジーゲーム「Age of Empire」シリーズをベースに作られた最新作。
「〜Empire」では,2Dのグラフィックをクォータービューにより立体的に見せていたが,今作からは本格的に3D化され,マップ全体の把握が容易になった。それによって操作性が悪くなるようなことはなく,むしろ視点を意識的に操作せずともスムーズにプレイできるようになっている。
3D化による演出面の強化は著しい。視点の回転などによって,状況把握がより自然にできるようになったことはもちろん,魔法などの視覚的効果も2Dと比較して派手になっている。またデモシーンからゲーム画面へのシームレスな移行も3D化の恩恵の1つ。
今作の舞台となるのは,あくまで人間が中心の「神話の世界」。肝となるのは,姿は見えずともそこに確かに存在する「神の力」だ。
プレイヤーはヒーローユニットを操作して神頼みすることにより,神の力で隕石を降らせたり雷を落としたりできる。雷の前にはにわかに雨が降り出すなどの演出があり,それらが非常に印象的だ。
今作は3つの文明を舞台。それぞれが3つずつのステージに分かれているため全9ステージだが,時代やステージによって神が複数存在することがあり,またヒーローも複数選択できることがある。ヒーロー以外にも歩兵などのユニットがあるが,神頼みができるのはヒーローユニットのみだ。
ユニットとしてはほかにも,敵を石にできるゴーゴンなどを操作できる。人間よりもずっと大きいサイクロプスもいる。
前作までと比べてインタフェースまわりも改良された。仕事を何もしていないユニットを表示したり,資源リスト,神のご機嫌状態を表示するアイコンなどもある。神様のご機嫌が悪ければ,魔法も使えない……。
さらに動物の種類も増え,そのほとんどを食用にできる。が,中にはワニのように,逆に食べられてしまうような危険な動物もいる。
今回はWindows版でのリリースであり,気になるXbox版の登場についてはまだ不明。もっとも,5月にEnsemble Studiosがマイクロソフトに買収されており,今後の展開には注目だ。
今作はこれまでのAgeシリーズ2作の経験を生かして作られているが,従来と違い,史実に基づいた舞台設定とはなっていない。つまり,新作「Age of」シリーズと考えたほうがいいかもしれない。ちなみに「Age of EmpireIII」は,将来開発・発売される可能性があるという。
[SOFTBANK GAMES]
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