コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によれば,愛知県天白署は本日(5月21日),電子掲示板を悪用して,ゲームソフトの海賊版を販売していた静岡県清水市の会社員男性(32歳)を,著作権法違反の疑いで名古屋地検に書類送検したという。
この男性は,大手プロバイダーの電子掲示板に「Windowsソフト譲ります」などとするソフト販売の宣伝を掲載。問い合わせを受けると,50〜60タイトルの海賊版リストを記載した電子メールを返信して客を募り,代金引換郵便などを使ってCD-Rに無許諾複製したソフトを販売していた。
海賊版ソフトの価格は1,000〜3,000円で,一昨年の3月ごろから昨年9月26日までの間に全国の約200人に販売し,約50万円の利益を上げていた。昨年9月26日に行われた男性宅の家宅捜索ではノートPCやCD-Rライターなどが押収されたらしい。
なお男性が海賊版販売の宣伝に使っていた電子メールには,「正規版と記載されているもの以外はCD-R(マニュアル無)です」と書かれていたが,「正規版」とされたソフトウェアはリストに1本もなかったようだ。
[SOFTBANK GAMES]