究極の2D＆3Dの融合・劇場版「サクラ」

2001年6月25日

　本日（6月25日），帝国ホテルの桜の間において，劇場劇場用アニメーション映画「サクラ大戦 活動写真」の製作発表会が行われた。

　発表会には，セガの香山CO-COOや，角川書店代表の角川歴彦氏，原作者のレッド・エンターテイメント会長の広井王子氏ら豪華な面々が壇上に。

「セガが中心となって映画を創るのは初めて」（香山氏），「映画は夢だった」（広井氏）などのコメントから，今回の劇場版「サクラ」に，いかに注力しているかが痛感できた。

　アニメーション製作を担当するのは，ゲーム版2＆3も手掛けていたPuroduction I.G。その代表である石川光久氏は，「2Dと3Dの融合技術を150％出し切った作品となる」と興奮気味に語ってくれた。そのデモ映像も流されたが，「サクラ」らしい大正風な雰囲気をかもしだしつつも，轟雷号の発進シーンなど，はっきり言ってスゴい出来。（デモ映像を見る限りでは）風組も出てるみたいなので，個人的にひと安心（笑）。

　角川氏は，「5億円の製作費を投入し，絶対ヒットさせる」と胸をはる。これが駄目なら日本のアニメは終わるとまで言い切った！

　リリースによれば，劇場版は「サクラ大戦3」の表裏をなすストーリー。大神中尉が巴里に出向いた後の帝国華撃団のもとへ，元・星組の隊長“ラチェット・アルタイル”が配属する。個人主義のラチェットと花組の面々との確執が深まる中，謎の降魔に襲われる帝都！　リーダー不在の花組に危機が迫る！　……というストーリー。さらに夏に行われる「歌謡ショウ」との連携もあるらしい。

　広井氏は，発表会後に行われた記者懇親会において，この劇場版でアイゼンクライト同士の戦闘があることや，もともと8人のヒロインごとに異なったエンディングの映画を創って異なった劇場で公開する企画（ボツとなったが）もあったことを明かしている。

「サクラ大戦 活動写真」は，12月22日から全国ロードショー。同時上映は「スレイヤーズ ぷれみあむ」となる。前売りしケットは7月20日から劇場窓口にて発売開始。通常前売りチケットは1,300円。松原秀典氏描き下ろしポスター付が1,600円（TCSでも販売される）。

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(C)2001 SEGA・RED／「サクラ大戦 活動写真」製作委員会