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指揮者の快感!「Shake it Bravoes!」発表
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2001年7月18日 |
7月18日,SCEJはPS2用音楽アクションゲーム「Shake it Bravoes!(シェイク イット ブラボーズ!)」(9月27日発売予定,5,800円)の発表会を開催した。
発表会の会場となったのは,同じソニーグループであるソニー・ミュージックエンタテインメントの新築されたばかりの立派なスタジオ。この,「ブラボー」は,指揮者となってオーケストラに演奏をさせる音楽ゲームのため,「ぜひとも音響設備の良い場所で体験してほしい」という意図で,スタジオでの開催になったという。
「ブラボー」が,これまでの音楽ゲームと違う点は,指揮者であるプレイヤーの指揮の仕方によって,演奏される曲の強弱やテンポなどがリアルタイムに変化する点。つまり,演奏者の意図によって,テンポをスローにしたり曲を盛り上げたりといったことができるのだ。もちろん,そこはゲームなので,あまりに「格好悪い」演奏をしてしまうと,途中でゲームオーバーになってしまう。指揮の方法は,画面上に現れる指示マークに合わせて,ボタンを叩くだけの簡単なもの。オーケストラの特定のパートに指示を出すときには,矢印のマークがでるので,対応する方向キーを押せばいい。アナログ入力を採用しており,ボタンを押す力の強弱によって,演奏のボリュームも変化するのだ。
「ゲームでコンサートの夕べ」と題された発表会は,「ブラボー」を使った演奏会という形式。このゲームのプロデューサー氏やSCEJの広報さんといった人たちが正装してにわかコンダクター(失礼)に変身。ブラームスの「ハンガリー舞曲」やロッシーニの「ウイリアムテル序曲」といった,有名なクラシック曲を実際にゲームをしながら演奏した。それぞれのプレイスキルが如実に演奏される曲の上手い下手に反映されていたのが面白い。
演奏会のあとは参加者の体験会。実際にプレイしてみたが,ボタンのアナログ入力で強弱をつけるのにちょっとコツがいるが,一度覚えてしまえば,かなり思い通りの演奏ができる。5.1ch対応なので,音響設備を整えて,自分一人の世界に浸りながら陶酔してプレイするとかなり気持ちよくなれそうだ。
9月27日に発売される「ブラボー」には全34曲のクラシックの名曲が収められている。追って11月と来年1月に新たな曲を収録した「Christmas Edition」と「Extra Edition」の発売が決まっているという。音楽ゲーム好きはもちろん,歌謡曲やクラブミュージックになじめなくて,これまで音楽ゲームを敬遠していた人にも楽しめるゲームになりそうだ。
[SOFTBANK GAMES]
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