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総合ホビーイベントとなった「JAF・CON10」
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2001年7月30日 |
7月29日,東京ビッグサイトにおいてホビーイベント「JAF・CON10」が行われた。従来のガレージキット中心のイベントから,ゲームやカード,ミリタリーまでも包括する総合イベントに姿を替えての開催となったのだ。
ゲーム関連メーカーとしては,スクウェア,日本一ソフトウェアらが出展。日本一では「マール王国」関連のグッズを販売したが,このイベントでしか購入できない限定ストラップを用意したほか,初登場となるキーホルダーなども人気になっていたようだ。
ゲームメーカーでダントツ人気だったのはコナミ。同社グッズを販売する「こなみるく」前には,新「ときめきメモリアル」グッズを求めるファンの長蛇の列ができ,隣あったガレキの出展者を驚かせていたぞ。
ソフトバンクパブリッシングらは,「ミッシングブルー」(トンキンハウス)のグッズを発売。同タイトルのステージイベントも行われ,相乗効果で知名度を上げていた。またSOFTBANK GAMES読者にお馴染みのアルケミストも,ミッシングブルー」製品とともに,「Kanon」関連のグッズを多数ラインアップしてゲーマーに喜ばれていたぞ。
アニメ関係ではバンダイビジュアルが「エクスドライバー」関連として,登場車であるランチア・ストラトスやスーパーセヴンの実車が展示されて来場者(特にスーパーカー世代)の話題に。初めてストラトスを目の当たりにした若い世代に,強烈なインパクトを与えていたようだ。
従来のメインイベントであるガレージキットも,新たな傾向が見られた。一般ディーラー作品で新たに目立ったのは,「ちょびっツ」のちぃや「AIR」キャラなど。「AIR」の観鈴は,両手を広げたあのイラストを立体化したものが多かったのが印象的。
SOFTBANK GAMESの特設ページでも知られるリアルノッポサンズでは,巨大なフェイのペーパーモデルを展示。デカいのでこれが目立つ,目立つ。次回作やその出来に,来場者も驚いていたぞ。また従来通り,プロモデラーによる模型作例の展示や,一般モデラーの模型コンテストなども楽しめたのだ。
ミリタリーコーナーでもガン関連や迷彩服などが多数並んでいた。特に注目されたのは,「バイオハザード」カスタムガントライアル。エントリーされた6挺これは「バイオ」のゲーム中に登場するカスタムショップ・ケンドが,創ったのにふさわしいかを競うものだ。ほかにもAC版「ガンサバイバー2」も出展されている。
カードゲームコーナも大盛況。ブロッコリーが初心者用の講座を開催したほか,NTT出版やエポック,トミーらが出展。アツいカードゲーマーたちがアツくバトルを繰り広げいていた。カードゲーム専門誌「ゲームぎゃざ」もブースを構え,同誌の表紙を飾っている田中久仁彦氏のイラストを展示していて,こちらも大好評だったもよう。
このように従来のガレージキットの祭典から,文字通り総合ホビーイベントとなった「JAF・CON」。カードゲームを楽しみにやってきた小学生や軍服を着たミリタリーマニア,さらに限定ゲームグッズを買い求める層が入り混じっての一大イベントとなっなり,今回の来場者は,前年比33.3%増の2万人を記録した。
その一方で,展示の多彩化に伴い,イベントの見所も散漫になりがちだったようにも思う。ただ,これも回数を重ねることで見えてくるだろう。そして,ついにこのイベントも,タイトルそのものが変わることが明らかにされている(別記事)。国内最大のホビーイベントとして,今後にも注目していきたい。
[SOFTBANK GAMES]
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