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アトラス,CS事業計画を発表.10月から直販体制
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2001年7月31日 |
アトラスと角川書店は本日(7月31日),流通関係者らを集め,CS事業計画の説明会を開催した。
この説明会で最初に壇上に立ったアトラスの代表取締役社長・岩田松雄氏は,同社事業の今後の展開として,1.直販体制スタート,2.アトラスファンへの優良コンテンツの提供,3.キッズ市場へのさらなる注力,4.角川書店との関係の強化などを挙げた。
岩田氏らによれば,PS&PS2ソフトの流通に関しては全国の主要販売店約7000店舗と10月1日から直接取引きを開始する。この直販の第1弾がPS2用レーシング「峠3」となる見込みで,10月発売のタイトルは全部で6本。8月からアトラスが受注活動することになる。リピートは毎日受注・毎日出荷で1枚単位のやり取りが行われるらしい。
また,同時に「暴れん坊プリンセス」といった角川書店のタイトルを,この新直販体制で販売していくことも明らかにされている。
また,小学校へ入学する前の幼児を対象とした「キッズステーション」についても,さらに注力を図る。
サンリオ,学研などのキャラクターを利用したエデュティメントタイトルの開発を進めるとともに,ディズニーインタラクティブとの提携を発表。ディズニーキャラを使ったタイトル群が,いくつかリリースされる計画だ。アトラス,バンダイ,バンプレストとの3社と,流通のハピネットを絡めた展開を図るという。
角川書店の代表取締役社長・角川歴彦氏も挨拶。「角川とアトラスで二人三脚でいけば,ゲームの範疇を超えた新しいビジネスが展開ができるはず」と,両社のCS事業での協力体制に期待を寄せる。
アトラスでも「アトラスの開発力と,角川書店の総合パブリッシング力や出版映像などのコンテンツをプラスして,大きなビジネスに育てたい」と話す。今回のアライアンス効果として,商品はもちろん,組織や流通などの仕組み,さらには新ジャンルや新カテゴリーなどへのチャレンジをも創造するとした。
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