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ウラ話に爆笑の連続!「暴プリ」イベント
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2001年8月4日 |
角川書店は本日(8月4日),PS2用「暴れん坊プリンセス」(10月発売)のスペシャルトークライブ「暴れん坊アワー〜僕らはゲームの味方」を開催した。
会場となった新宿・ロフトプラスワンは,急なイベント開催決定にも関わらず駆けつけたアツいファンで足の踏み場もないほどの大盛況ぶり(ソフトバンクの人間もプライベートで来てた・笑)。
早速,MARSの桝田省治氏,アルファシステムの芝村裕吏氏らが壇上へ。いきなり,開発途中の「暴れん坊プリンセス」をプレイしながら,今作のシステムなどについて説明……となるはずだったのだが,司会の方が「〜はどんな設定なんですか?」とのフリに,「(そんなものは)ない」とひと言そっけなく答える桝田氏。この間が最高で,会場は常に笑いに包まれていた。
予定していた部分よりも,結構先まで「暴プリ」をプレイしてくれた(しまった)ため,戦闘シーンやストーリーの片鱗を見ることができた。「(戦闘シーンは)テンポのよさと派手さのちょうどいいバランスを目指した」(桝田氏),「今までのRPGで多数存在した“使わないコマンド”の見直しなどを図った」(芝村氏)と,かなり練り込まれたシステムとなっていたぞ。
その後,お二人がゲーム業界に入ったきっかけなどについても聴くことができた。「傭兵になるかゲームを創るか悩んだ」という芝村氏の話はあちこち脱線して面白かった。もっともっと,面白い話が山のようにあったのだが,開発ウラ話,身内ネタ……さすがにここでは書けないものが多くて残念。
初めて耳にする来場者も多かったであろう,主題歌も聴くことができたほか,桝田氏がかつて手掛けたタイトルの貴重な資料なども紹介された(SFC版のエメドラが懐かしかった)。
ゲーム誌の編集者たちも交えての業界話は,さらに盛り上がった。某誌でライターが倒れたときに桝田さん自ら原稿を書いたとか(さすが元広告代理店),某誌で企画された対談相手がこなかったときとか……(これ以上はさすがにまずいんで省略)。
それにしても業界ネタが飛び交う中,その話が分かるようなツウな来場者ばかりでビックリ。なんたって超人気の某RPGをプレイしていた人がほとんどいないという,ある意味とっても濃い来場者たちだったのだ。さすが桝田氏&アルファのファンたちだぜっ!
最後の質疑応答コーナで,「暴プリ」は7・8年前に桝田氏が考えていたものだったことや,キャラクターデザインの桜瀬琥姫さんがその話を聞いて「やろう!」と盛り上がり,(まだ正式に決定したわけではないのに)翌日にはFAXでデザインを送ってきたことなど秘話を暴露。
そして,まだ幼稚園にもあがっていない桝田氏の娘さんが大きくなったとき,「理不尽なことにいつでも向かっていけるような生き方をしてほしい」ということも,「暴プリ」に託していることも聴けて,来場者一同感激でした。
いずれにしろ,今日のデモを見る限り,ストーリー,戦闘システムともプレイするのが待ち遠しいほどの出来だった「暴れん坊プリンセス」。この秋の最注目タイトルだっ!
[SOFTBANK GAMES]
原案(C)2001 MARS 企画・ゲームプログラム(C)2001 アルファ・システム キャラクターデザイン(C)2001 桜瀬琥姫(Rig・Marge) (C)2001 角川書店/ESP
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