SF界の金字塔「戦闘妖精 雪風」OVA化決定

2001年8月20日

　幕張メッセにおいて行われた「第40回　日本SF大会」の特設ブースにてバンダイビジュアル制作「戦闘妖精　雪風」OVA化制作発表会が行われた。

「戦闘妖精　雪風」は，虚無的なパイロット・深井零と愛機「雪風」と謎の異星体との闘いを描いた作品。ここで描かれる，人間と機械の極度の関係とは……？

　発表会会場には，原作者であるSF界の巨匠・神林長平氏をはじめ，監督・大倉雅彦氏（GONZO）ら，OVA制作に当るスタッフも駆け付け，今回の映像化にいての意気込みを語ってくれたぞ。

　今回上映されたプロモーション映像は4分ほどだったが，迫力ある戦闘機の空中戦や重厚な人間関係を感じさせるシーンには，スタッフの並々ならぬ意気込みが感じられる。

　戦闘機の機動をリアルに再現し欲しいとの神林氏の期待に応えるべく，制作を担当するGONZO主要スタッフは航空自衛隊への取材を敢行，F-15DJでのタクシー（離陸速度で滑走路を走行する）などを体験し，リアリティー溢れる映像化を目指して制作に臨んでいるという。

　今回の映像化に当り，キャラクターデザインには多田由美氏が，またメカニックデザインには山下いくと氏が起用され，初めての映像化となる「雪風」に新世紀の息吹を吹き込んでいるぞ。OVA版「戦闘妖精　雪風」の気になるストーリーだが，第1作「戦闘妖精　雪風」と，続編「グットラック雪風」のストーリーを再構成した物語となるとのこと。

　シリーズは全5巻が発売され，第1巻のみ45分構成（2巻以降は30分）となる。気になるリリースは2002年春の予定だ。

「戦闘妖精 雪風」の詳細は，情報が入り次第SOFTBANK GAMES NEWSでお伝えしていく予定なので期待して欲しい。

[SOFTBANK GAMES]

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