新技術も!ときめきメモリアル3･12月20日発売

2001年8月30日

　コナミは本日（8月30日），「ときめきメモリアル3 Kick off conference」を開催，同席上でPS2用「ときめきメモリアル3」を12月20日に発売することを明らかにした。

　発表会の会場となったのは，東京・有明にあるTFTホール。会場内には，報道関係者や招待された「ゲームファンド ときめきメモリアル」の個人投資家などが集まっていた

　オープニングの後，壇上にあがったコナミCS事業本部長の北上一三氏は，まず「12月20日にPS2用“ときめきメモリアル3”を発売します」と発表。「いろいろな話題を付加し，ユーザーが満足できるような形で届けたい」と挨拶した。

　そしてゲームのムービーが流された後は，注目のゲームの概要説明へ。「ときめきメモリアル3」の新機能が，制作部長の斎藤氏，EVS（Emotional Voice System）プログラマーの笠井氏，制作ディレクターの村山氏から次々と明らかにされたぞ。

　まず，前作で注目を浴びたEVSシステムは，今作品でプログラムコードから刷新。名前のアクセントの選択ができるほか，方言での呼びかけも可能になっている。また，「前後の文章を自動的に解析し，微妙な呼び方が感情によって変化する」（笠井氏）ということも実現。これならより感情を込めてゲームがプレイできそう。

　次に村山氏が発表したのは「トゥーンレンダリング」。これは先に3Dモデルを作成し,レンダリングの時点でアニメ的に絵作りをする手法だ。この技術の導入により，1つの画像をさまざまな角度から見ることができるようになったり，対象となる3Dモデルを使って大量の画像を制作することが可能になったという。

　ゲームのシステムとしては，デート時の服装や会話の内容を選択できたり，自分の部屋をユーザーの好きなようにコーディネートすることもOKに。さらに今回は“もえぎの高校”も週休2日になるというので，休日の楽しみが増えそうな予感。

　また，斎藤氏からは，テーマソングにZARDが完全オリジナルで書き下ろした「Seven Rainbow」が採用されたことも明らかになったぞ。「リアルとバーチャル，揺れ動く気持ちを曲にしてみました」（ZARD・坂井泉水さん）という楽曲は，ささやくような，それでいて力強い声で，歌い上げられている。今後CDの発売も予定されているので，楽しみにしていよう。

　最後に斎藤氏は，「ときめきメモリアル2から2年，一刻も早く届けられるよう頑張っていきます」と宣言。発表会を締めた。

　現在価格は未定。なお，売上目標は50万本としている。

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