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テクノイベント・WIRE01に「Rez」が登場!
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2001年9月10日 |
セガのPS2参入第一弾タイトルとして話題を呼んでいる「Rez」。これは出現する敵をロックオンし,打ち落とすことで音を鳴らし,その音が重なり合って音楽となっていくという斬新な試みを盛り込んだ3Dシューティングだ。
この話題作が,ついにプレイアブルで一般公開された! 9月7日,横浜アリーナで行われた,日本最大級のテクノイベント「WIRE01」。実はこのイベントにはスポンサーとして“PS2+SEGA”の文字が大きく掲げられていたのだが,その正体がつまり「Rez」だったのだ。
会場にはダンスフロアと化すアリーナとは別に,大きなホールが丸々1つ「Rez」を体験できるスペースとして出現! 白一色で美しくデコレーションされ,ライトアップされたスペースには,ソファとヘッドホンでゆったりとプレイできる試遊機が用意され,自由にプレイできたのだ。
さらに壁を隔てた隣のスペースには,そのプレイの模様を映し出す巨大スクリーンと,色鮮やかなレーザーでライトアップしたステージが用意されていた「このゲームの最も重要な要素は,やはり音」とするUGAの代表・水口氏が自らゲームをプレイ。その音を服が低音で振動するほどの大音響で感じることができたのだ。
水口氏は,「ようやく皆さんにお見せできる段階まできた段階で,ちょうどよくこのイベントの話があった。日本全国から“音”や“映像”,そして“ゲーム”に興味を持つであろうテクノ好きが全国から集まるのだから,まさに発表には絶好だった」と,今回のWIRE01参加について説明。
その言葉通り,実際にステージ側では美しく展開するゲーム映像と,氏のプレイによって奏でられるトライバリーなサウンドで踊り,試遊機には興味津々でプレイしては「かっこいい!」と思わず声をあげながらプレイする観客たちで賑わっていたぞ。ちなみに開場前には同イベントに出演していた電気グルーヴのピエール瀧氏も2時間近くプレイを楽しんでいた模様。
また,今回は,ゲームのリズムや音に合わせ振動する,USB接続のデバイスも初お披露目。これは体の下に敷いてプレイすれば,「Rez」のプレイで生み出されるグルーヴをより体感できるという代物だ。
「これを使えば,例えば隣でプレイを見聞きしている人にも,プレイしている人のグルーヴが伝わると思う。こうした感覚の共有ができるデバイスを作ってみたかった」(水口氏)。
水口氏が考える”家庭用体感ゲーム”というビジョンを,まさに具現化したこのデバイスは,ソフトと同時発売予定とのこと。また,同梱セットも発売を予定しているらしい。 この振動デバイスはUSBを使用するためPS2のみの発売となるが,DCではぷるぷるパックで同様の効果を演出。絶対ゲットしなきゃね!
今回のこのイベントで手ごたえを感じた様子の水口氏は,「このゲームは違った側面から見れば,リズムや音楽を簡単に作り出せるツールという捕らえ方もできるかもしれない。でもあくまでゲームを作っているつもり。だから,今度はTGSでゲームを愛する人たちに触ってもらって,このゲームの面白さを感じて欲しい」ともコメント。
ステージ上でもインタビュー中も終始笑顔だった水口氏,ステージでプレイをした後,高々とPS2のコントローラを掲げアピールしている姿がとても印象的だった。
[SOFTBANK GAMES]
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