|
三上真司氏が「バイオハザード」戦略を発表!
|
|
2001年9月13日 |
既報の通り,カプコンは本日(9月13日)「バイオハザード戦略発表会」を開催。今後の「バイオハザード」シリーズをGAMECUBEに独占供給することを明らかにした。
壇上に立った同シリーズのプロデューサー・三上真司氏は,まず新しい「バイオハザード」のロゴを披露。集まった報道陣の間に,大掛かりな発表会であることを最初に印象付けた。
早速,GAMECUBE版「バイオハザード」(1作目)のムービーが流されたが,朽ちた洋館の壁や森の中が美麗なグラフィックで再現されている。ひと目で従来よりもクオリティアップが実感できる。
その後,三上氏が「お気に入り」という4つの映像が順番に流され,それぞれ詳細が三上氏自身から説明された。
スクリーンに最初に映された薄暗い森では,木の幹が緻密に表現され,木の葉や草がサワサワと動いている。「任天堂の協力により,望むレベルの動画背景を実現できた」(三上氏)という。続いて大きなファンが回っている部屋が。外からの光が回転するファンの影を部屋に映し出しす。三上氏は「光と影の表現に力を入れた」という。
さらに,このゲームの“主役”でもあるゾンビ。腐った体の描画は見事。目や口が微妙に動いているところもリアルだ。「でも気持ち悪くならないようにちゃんと抑えている」そうだ。最後にジル・バレンタイン(女性の主人公)が映し出されたが,口びるのてかり具合も含め,かなりこだわったグラフィックのようだ。
そして,「4」も含め,今後の「バイオハザード」シリーズをGAMECUBEに独占供給することを明らかに。三上氏は,「ユーザーは1つのプラットフォームで,同じシリーズをプレイしたいはずだ」と独占供給について説明。さらに,その供給先をGAMECUBEを選んだことについて,「映像や音だけに特化したタイトルが多くなってきている中,見てもやっても面白いというゲームの基本を追いつづけている任天堂の考えに共感した」としている。
さらに,今後の「バイオ」シリーズの開発に注力することを,“オーバークオリティ”という言葉で表現。これはユーザーが価格以上の満足度を得てもらえるものを供給していくという意味だという。三上氏自身が5年ぶりにプロデューサーを務めることになるGC版「バイオ」。来年3月22日の発売が楽しみだ。
こうした意気込みについて語った後,三上氏は,特別ゲストとして任天堂の宮本茂氏を紹介。
宮本氏は,「大規模なスタッフを抱えるよりも,クリエイターとしてクオリティを常に把握できる工房的に開発していくことが理想だと考えている。三上プロデューサーも同様なこだわりを持ってらっしゃる。
さらに今回プラットフォームを1つにされたということで,従来の他機種への移植で削られていた新作開発への力を発揮できるだろう。“三上工房”を歓迎する!」とコメント。三上氏と握手に多数のフラッシュがたかれた!
新世紀「バイオハザード」は任天堂ハード独占に!
[SOFTBANK GAMES]
(C)CAPCOM CO,.LTD.
|