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ゲーム流通の新ビジネス見られる「hesse」開催
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2001年9月26日 |
本日(9月26日),ビジネスイベント「第2回ホームエンターテイメント産業展」(hesse)が開幕した。27日まで。このイベントではTVゲーム流通やカードゲームビジネスに関する出展も行われている。主催はCDV-JAPAN。
会場では,レンタルビデオ/DVDの新製品や,ネットワークを使ったレンタルビデオチェーンの流通ビジネスのデモが行われ活気付いていた。ソフト面では映画の話題作からアダルト関係など,幅広いコンテンツがせいぞろいしている。
一方で,TVゲーム流通業界は,昨今の不況や中古関係など,さまざまな問題を前に,新ビジネスの展開を図っており,その一端がこのイベントで垣間見ることができた。
全国に多数のチェーン店を持つカメレオンクラブでは,フランチャイズ(FC)加盟システムに加え,新ビジネス“繁盛店建売システム”をPR。
これは,カメレオンクラブ本部が物件を取得し,本部スタッフによって繁盛店化させ,経営が軌道に乗った店舗をFC加盟者に引き継ぐというシステムだ。通常のFC加盟システムと比較すると,開店・繁盛店化に至る加盟者の出店リスクを軽減するとともに,カメレオン本部側にもアフターの指導などが軽減されることとなる。
このシステムの第1号店が今月末にはスタートする予定で,既に数店舗の物件で準備が進んでいるようだ。
アクトでは,トレーディングカードの専門店(スペース)のFC展開「マナソース2001」をアピール。実際の店舗(スペース)イメージをブース内で再現している。
説明員によれば,カードゲーム専門スペースは従来のショップの3分の1のコストで出店でき,収益性も高いという。収益はトレカのパック販売(自販機)に加え,いわゆるレアカードなどの売買により上げられるとしている。また20坪というスペースからスタートできるので,TVゲーム販売などほかのビジネスとの併用も考えられる。
同社によれば「遊戯王」などでカードゲームの楽しさを知った小学生などが,「マジック・ザ・ギャザリング」など本格的なゲームにも興味を示しているといい,低年齢層向けに加え,本格的なカードゲームもラインアップとして店舗にそろえていくという。
このシステムでのFC展開は今年の3月から本格的にスタートしており,現在FC10店,直営店3店舗が運営を開始し,いずれも好調だという。同社では来夏までFCを26店舗までに拡大したい意向だ。
こうした新ビジネスがゲーム流通で注目されているのとは別に,今回のhesseでは,カードゲームやトレカに関するメーカーも新規に出展している。
トレカの雄・天田印刷加工も,今回のイベントに初出展。発売目前となった「機動天使エンジェリックレイヤー」のカードゲームコレクションをはじめとする,各種トレカ・テレカをブースにそろえた。「カードキャプターさくら」や「仮面ライダーアギト」といった定番のものも展示。
また,「モーニング娘。」に関するトレカ,ブロマイドセットなどなど,多彩の製品も見ることができ,ブースにいるだけでも楽しい。
同じトレカでも,プロレスやレースクィーンなどを素材にしたものをリリース中のさくら堂も初参加。ボディコン風のおね〜さんが優しくチラシを配布してくれてた。
今回のイチオシは,「キャンギャルコレクション2001」だそうで,2001全日本GT選手権で活躍中のレースクィーン115名がエントリーされたもの。かなり高い確率で特別カードが封入されていることも特徴。直筆サインカードやコスチュームカードなどが,ほぼ1BOXに1枚インサートされているようだ。同じく美女満載のトレカ「レディー/レディー」も魅力。美脚タレントたちの水着ショットなどが撮り下ろしでコレクションできるっ!
一方で,女子プロレスや高田道場などのトレカもラインアップされ,アニメファンなどとは違った固定ユーザー層に確実に人気があるという。
さまざまな新ビジネスや,新展開を迎えているカードゲームなども見られるイベント「hesse」は関連ビジネスマンなら覗いておくのもいいかも。入場料は5,000円。
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