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ゲームとCGの関係って?稲船氏も出演「int祭り」
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2001年10月20日 |
ネットワーク技術研究所が,9月29日から毎週末に開催してきたint祭り「Digital Futrure 2001」。最終日を迎えた本日(10月20日),カプコンの稲船氏によるクリエイターライブが行われたのだ。
まず冒頭,なんと東京ゲームショウ2001 秋で公開されたばかりの「鬼武者2」ムービーを特別上映! 迫力の映像を大画面で見ることができた思いがけないプレゼントに,集まった人たちにはかなり見入っていた様子。
そして登場した稲船氏。まず,上映した「鬼武者2」のムービーについては,「前半はリアルさを,後半はCGならではの映像を魅せられるように」制作したという。また,注目される馬の表現も「わざわざ機材を馬のところまで持っていって撮影しました。画面に出てきて,“何も違和感がなかった”と思わせられるようにするのが目標点なので,どちらかというと玄人受けかも(笑)」と,しっかり作りこんでいることをアピールしていたぞ。
また,稲船氏自身が考えるCGのあり方については「CGは確かにすごいけど,やっぱりただの技法。人間の表現力が無ければせっかくの技術も活きてこない」と話す。ただ,「CGはハードの性能の限界が(ほとんど)ないので,自分の表現したいことに近づけることができる」と,今の時代,CGとゲームが切っても切れない存在であることも強調していた。
ほかにも,ゲーム制作の裏話や,自身の体験談なども語ってくれた同氏は,最後に「一番大事なのは困難に当たっとき,どれだけ踏みとどまれるか,ということ。“常に前向きでいる”人になってください」とアドバイス。これからクリエイターを目指す人たちに,エールを贈ってくれたのだ。
[SOFTBANK GAMES]
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