|
ハドソン,平成13年8月期中間決算は赤字へ
|
|
2001年10月31日 |
ハドソンは,平成13年度8月中間期の連結決算を発表,12億1,400万円の赤字となったことを明らかにした(ハドソンは今期9カ月決算のため,中間期は平成13年3月1日から平成13年8月31日)。
8月期の業績は,売上高32億4,000万円,経常損失8億3,900万円,純損失12億1,400万円となる。
ハドソンでは,今回赤字となった理由として,コンシューマーソフト部門で5作品を発売したものの,販売本数が伸び悩んだことにより,開発コストが回収できなかったことを主な理由に上げている。また,カードゲーム部門も不振だったことが影響しているという。
その一方で,同社は重要な事業戦略として位置付けているネットワーク・コンテンツ(iアプリやiモード)の累積課金者数が130万人を突破したことを発表。同時にiモード向けコンテンツの開発受託も順調に増加しており,売上高で5億8,700万円(前年同期比457.5%増),営業利益で3億3,300万円となっていることも明らかにした。
同社では,今後高度な開発力は維持する一方,従来型パッケージソフトへの売り上げ依存度を下げていく計画。加えて,ネットワーク対応ゲーム部門やゲーム開発ツールなどの開発環境整備事業を強化していきたい意向だ。
ハドソンでは通期の見通しとして,コナミ流通網への販路変更に付随する自社在庫の圧縮や,繰り延べ税金資産の取崩しなどに伴い,赤字幅の拡大を予想。連結で売上高55億8,000万円,経常損失11億3,000万円,当期純損失で30億8,000万円を予定している。
[SOFTBANK GAMES]
|