|
エニックス,平成14年度中間決算は減収減益
|
|
2001年11月13日 |
エニックスは,平成14年3月期の中間決算短信(同社は非連結のみ)を発表。売上高,経常利益,中間純利益ともに前年度中間期に比べ減収減益となったことを明らかにした。
具体的な数値は,売上高84億7,200万円,営業利益13億7,100万円,経常利益14億6,400万円,中間純利益8億8,800万円となる。
同社は今期の上半期,GB「ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタの不思議な鍵・イルの冒険」やPS2用ソフト2作など,計5作品を発売。さらに携帯のコンテンツ配信では50万人を超える会員を獲得したという。ただし,この売上げは前期大ヒットとなったPS「ドラゴンクエストVII」の売上をカバーしきれず,今回コンピュータソフト部門は前期比マイナス83.6%の減収となっている。
ただし出版事業は好調で,定期刊行誌4誌のほか,新刊126点を発売。特に「ジャングルはいつもハレのちグゥ」「スターオーシャンセカンドストーリー」は後のアニメ化も影響し,「ドラゴンクエストモンスターズ2公式ガイドブック」とともに売上げに貢献,前期比26.4%の増収となった。
エニックスでは,今後通信対応ソフトにつていて開発を強化。将来の中国市場を見据え,台湾・韓国での事業展開を積極的に推進していくという。また,出版事業でもDVDを媒体に用いた新分野の企画を推進する計画だ。
同社は,通気の見通してして売上高282億円,経常利益108億円,当期純利益60億円の業績を現在見込んでいる。
[SOFTBANK GAMES]
|