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スクウェア,特損計上により中間は132億の赤字
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2001年11月27日 |
スクウェアは,平成14年度3月期中間決算短信を発表,売上高で197億2,100万円,経常利益で52億6400万円,中間純損失132億7,800万円となったことを明らかにした。
同社では,上半期にPS2タイトルしては初の200万本を記録した「ファイナルファンタジーX」,さらにWSC向けに2タイトルの計3タイトルを発売したが,ソフト販売に関しては全般的に低調に推移。加えて支配力の低下に伴い,デジキューブを連結対象から除外したため,売上高は減少することになった。
しかしスクウェアでは,コンテンツ別原価計算制度を導入し,研究開発の一層の合理化・効率化を図った結果,経常利益は前中間期から9億6,400万円増加したとしている。
また同社では,アメリカで6月,日本で9月に公開したフルCG映画「FINAL FANTASY」の興行成績が,予想を大幅に下回る結果となったことを受けて,当中間期に147億5,200万円の特別損失を計上している。
スクウェアは,今後下期にかけて,スタッフの重点配置などを含めた一層の効率性・収益性の向上を計画中。特に現在βテストを実施している「PlayOnline」では,事業計画を見直したことにより,損益分岐点の会員数を20万人まで下げることが可能になっているという。
[SOFTBANK GAMES]
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