GAMECUBEにセガも本腰？ GC In SHIBUYA開催！

2002年2月16日

　本日（2月16日），SHIBUYA TSUTAYA5階のe-styleにて，「NINTENDO GAMECUBE In SHIBUYA」が開催された！

　会場には「ピクミン」「動物番長」「巨人のドシン」といった任天堂のタイトルのほか，カプコン「biohazard」，セガ「VIRTUA STRIKER3 ver.2002」もプレイアブルで登場！ 特製「段ボール番長」が並ぶ中，自由に遊ぶことができたぞ。

　また大画面のモニター前では，13時から「動物番長」ミニゲーム大会も開催。“モテムシ”を喰い尽くし，さらにボスを制限時間内に倒すという厳しい試練にたくさんの人が挑戦していたのだ。ちなみにこの試練をクリアした人には，GC本体や液晶モニター「段ボール番長」などがプレゼントされていたぞ。

　そしていよいよ19時。「動物番長」サルブルネイ・グラフィックデザイナーの松本弦人氏，「巨人のドシン」パーラム・ゲーム作家の飯田和敏氏，カプコン第四開発部プロデューサーの小林裕幸氏を招き，各ゲームの概要などを含めた楽しいクリエイタートークが繰り広げられたのだ！

「本職はグラフィックデザイナーでスポーツマン」という松本氏が初めて制作した「動物番長」は，「全部を喰い尽くして“百獣の王”になっても，ならなくてもクリアできる」なゲームになっているという。

　開発する上で気をつけたのは「ぶつかったり，引っこ抜いた時に感じる“フィジカルな感覚”」。一番時間をかけた点もそこで，「“体で気持ちいい感覚”がとても気に入っている」（松本氏）。

　ちなみに，プレイアブルでの説明時には，ボスに果敢に挑むも見事に（？）GAMEOVER……。「ちゃんと色を集めて経験を積んでから戦いましょう（笑）」というアドバイスも聞かれたので，参考にしよう。

　次に飯田氏は，なんとも不思議な雰囲気を持つ「巨人のドシン」をアピール。集落の発展を助けながら，“ドシン”を大きくしていくこのゲームの特徴は，なんといっても「人間に喜ばれることだけでなく，憎しみをかっても大きくなれる」（飯田氏）ということ。一番大きくなると，「画面を一番引いてもふくらはぎしか見えなくなる（笑）」（飯田氏）ところまで大きくなれる。

　基本的に島で何をしてもOKなので，プレイヤーの自由度がかなり高いのも特徴の1つ。今回はメモリ同梱版の発売もされる予定で，「今度は売れて欲しいっす（笑）」（飯田氏）という声も聞かれていたぞ。発売日は3月14日なのでぜひチェックしておこう。

　そして注目の「biohazard」をデモしたのは，カプコン第4開発部の小林氏。同氏によると，今回の「バイオ」は「最初は移植だけと考えていたけど，面白いものを追求した結果，ほとんど1から作り直した」そう。「追加要素も盛りだくさんだし，仕掛けも一部違うところに配置したりして，ほとんど新作に近い感じ。今まで遊んだことのない人にとってはとても豪華な内容に仕上がっている。」という。

　プレイしながらのデモ画面を見ただけで「怖いっ……」（飯田氏）という声が聞かれるほど演出も強化。寄宿舎のサメが大きくなったり，巨大プラントがいる建物が2階建てになっていたりと，小林氏の言葉どおり，かなりのリニューアルがされている模様だ。

　ところで，なんと客席にはあの遠藤雅伸さんとセガCOOの香山氏の姿も！ 遠藤さんはその経験から「動物番長」のチューニングに参加し，「毎日のように松本さんとけんかしていた（笑）」とのこと。また，紹介を受けて挨拶した香山氏からは「トークバトルで見ることができた3作品だけを見ても，GCはもはや“子どもだけのハード”ではありませんね。セガもGCに気合い入れていきたい！ 」というコメントもあり，会場は一層盛り上がったのだ。

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