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「GT4は2年後」山内氏,アムラックス東京でトーク
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2002年3月9日 |
本日(3月9日),池袋にあるトヨタのオートサロン・アムラックス東京の地下1階がリニューアル。特別プログラムとして,同フロアで,「グランツーリスモ」のプロデューサー・山内一典氏のトークショウも行われた。
リニューアルされたアムラックス東京の地下には,セリカやMR-2といったトヨタの車が展示されているほか,喫茶スペースや車情報が入手できる端末,DJブース付きのイベントステージなども用意されかなりオシャレ。その一角にSCEの「グランツーリスモ」が試遊コーナーが設置された。
バケットシートとステアリング&アクセルが付いた本格的な試遊台が4台用意され,常にプレイ待ちの列ができるほどの人気に。山内氏も盛況ぶりに満足そう。ちなみにプレイできるのはトヨタ車を中心に操作できる“アムラックスバージョン”だ。ゲーム大会も開催されるので,みんなで遊びに行ってみよう!
リニューアルを記念し15時30分から,ゲームアナリストの平林久和氏との対談形式で山内氏のトークショウがスタート。オートサロンという場所柄,当初はゲームをしないドライバーにも「GT」を知ってもらおうと,かつてのTV-CMを流したり,「ホンモノの車をゲームに登場させたかった」という「GT」の生い立ちを山内氏が語る展開に。
途中,山内氏自らパッドを握り,「GT Concept」をデモプレイ。ステージ上の巨大スクリーン上で,246ルートを見事なテクニックで疾走し,拍手を浴びていた。車を見に来ていた家族がリプレイのリアルさに,スクリーンにくぎづけになっていたのが印象的だった。
このトークでは,面白い話もたくさん聴くことができた。最初に各自動車メーカーへ(ゲームに車を登場させる)許諾をもらいに回ったとき,一番最初に理解を示してくれた会社がトヨタだったこと,1作目は3人〜10人で開発していたが「3」では70人で開発を行っていたことなど,集まったファンも山内氏が語る秘話を嬉しそうに聴いていたぞ。
そして話は注目の「GT4」に。山内氏によれば,ネットワークに対応したこのソフトはネット対戦はもちろん,ネットを介したダウンロードなども可能にするという。「車の情報メディアも目指す」(山内氏)と話し,新車のデータをDLして,「GT」上でプレイする“バーチャル試乗会”もしたいという。確かに「GT」のリアルな挙動表現を考えると,まさに試乗といえそうだ。
さらに山内氏は,「現在開発を進めており,2年後くらいに完成しそう」とのこと。今から楽しみだぜっ! 最後に山内氏は,「日本では30歳前後に“GT”の人気のピークがある。欧米では10代・20代を中心に人気であるのと大きく異なる。日本でももっと若い人に,“車を運転する楽しさ”を伝えていきたい」と意気込みを語ってくれた。
[SOFTBANK GAMES]
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