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F-ZERO AC&GC発表会に名越氏や宮本氏出席
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2002年3月28日 |
3月28日,任天堂とセガの「F-ZERO」共同開発について記者発表が行われた。
発表会には,任天堂から情報開発本部長の宮本氏,経営企画室長の岩田氏,そしてSFCから「F-ZERO」の開発を担当してきた情報開発本部の今村氏が出席。
またセガサイドは,今回業務用とGC版の開発を行うアミューズメントビジョンの名越氏とセガAMプロデュース部の杉野氏が同席した。
今回,任天堂と共同開発することになったことについて名越氏は,「こういう日が来たんだなぁ,と非常に感慨深い」と語り,一方任天堂の今村氏も,「任天堂に入社して,まさか(打ち合わせのために)セガの門をくぐる日が来るとは思わなかった」と,お互いにかつてない画期的なコラボレーションの立ち上がりに興奮を隠せない様子。
名越氏は,「“F-ZERO”はレースゲームの面白さを模索する中で,非常にお手本になった作品。クリエイターとしてもユーザーとしても理解できるところが多い。今回,このプロジェクトに関われることを嬉しく思う」と意欲を見せた。今回はイラストしか公開できないが,制作は進んでいるそうだ。
宮本氏は「アーケード(業界)は難しい状況にあるけれど,その中で敢えて任天堂が戻るのだから,もう一度アーケード(ゲームセンター)に足を運ぶ意味を(ユーザーに)見直してもらえるようなタイトルにできればいいと思う」と期待を寄せる。
具体的なゲームの仕様は明らかにされていないが,名越氏は「バーチャレーシング」の開発に携わり,また「デイトナUSA」をプロデュースした実績を持つだけに,その完成度が楽しみだ。
なお,「F-ZERO AC」が,どのような筐体でリリースされるかなどについては現在検討中だという。
[SOFTBANK GAMES]
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