カプコン，今期決算はCS販売とAM施設運営が好調

2002年5月14日

　カプコンは，平成14年度3月期決算を発表。CS事業が業績を引っ張り，売上高で増収となったものの，株式の評価損などで当期純利益は減収となったことを明らかにした。

　連結業績の具体的な数値は，売上高が627億4,200万円（前期比27.8％増），経常利益が92億6,100万円（前期比15.4％増），当期純利益が49億1,900万円（前期比18.2％減）となる。

　売上を牽引したのは，「デビル メイ クライ」（全世界で200万本），「鬼武者2」（国内でミリオン）などを発売するCS用機器販売事業。他社との協業展開となったPS2用「機動戦士 連邦VS.ジオンDX」の大ヒットも売上に寄与し，同部門の売上は前期比50.6％増の477億6,900万円となっている。

　また，AM施設運営も好調に推移。店舗のスクラップ・アンド・ビルドや，「CAPCOM VS. SNK2 ミリオネアファイティング2001チャンピオンシップ」といった集客イベントを実施した結果，売上高で前期比16.5％増となる83億2,700万円を達成した。

　このほか，業務用機器販売については，消費不振や施設オペレータの購買力低下などにより，前期比で42.3％の減収と落ち込む結果となったことも明らかにしている。

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