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セガ,北斗の拳をゲーム化?漫画大賞授賞式で
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2002年5月16日 |
5月16日(本日),都内のホテルにおいて「週刊コミックバンチ 第1回世界漫画愛読者大賞」が開催された。
この「世界漫画愛読者大賞」は,セガの協力のもと,週刊コミックバンチ誌上で行われていた連載漫画コンテスト。本日行われた表彰式には北条司氏や原哲夫氏といった人気漫画家や,コアミックスの堀江社長,セガの香山氏も姿を見せ,授賞式と別に週刊コミックバンチのこれからの展開が紹介されたのだ。
発行元の新潮社 田島取締役は,今後の事業構想と題された講演の中で「コアミックス,新潮社,セガの3社でコミック事業を本格的に立ち上げていく」と挨拶。日本の漫画をアニメーションやゲームへも展開する計画があることを明らかにした。
またコアミックスの堀江社長は,かねてからの目標である「漫画の産業化」をより詳細な形で目指していくことを改めて明言。「日本の漫画の魅力は,読んでもらえば絶対に分かってもらえる」という信念のもと,海外版コミックバンチの販売を推進する。
具体的には,既に現在「OOPS!」「台湾COMICS」として発売している韓国や台湾などのほか,日米で英語版の週刊漫画雑誌「RAIJIN COMICS」を発売。特にこの「RAIJIN COMICS」には日本のゲーム・アニメの情報も掲載し,展開を図っていくという。
またこの授賞式がセガのスポンサードが入っているという話の流れの中で,「漫画のゲーム化で具体的に進んでいるのは?」との質問がなされたとき,堀江氏は「既に北斗の拳は着々と開発が進んでいます。ほかのコンテンツについても進めていきたい」と発言。「米国ではアニメーションが先行する」としながらも,漫画をゲーム化することに対する意欲を積極的に見せていたのだ。
なお,世界漫画大賞最初のグランプリとなったのは,夫婦の漫画家・木ノ花さくやが描く「エンカウンター〜遭遇〜」。ちなみにこの賞は,次回から「“OOPS!”“RAIJIN COMICS”をはじめとする世界中の雑誌から応募を募る」(堀江氏)予定で,文字通りの“世界漫画大賞”となる計画だ。
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