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コーエー,前期に引き続き過去最高収益を達成
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2002年5月20日 |
コーエーは,平成14年度3月期の連結業績を発表。前期に引き続き,過去最高の増収増益となったことを明らかにした。
具体的な業績は,連結で売上高240億3,700万円(前期比19.7%増),経常利益98億9,700万円(同30.1%増),当期純利益55億1,400万円(同33.4%増)。
今期,同社の業績を一番牽引したのは,売上で前期比38.3%増,営業利益で同59.2%増を達成したゲームソフト事業。今期同社では,Windows用を中心に発売した「三國志VII」「太閤立志伝VI」などのPC用9タイトルのほか,PS2用に「真・三國無双2」など13タイトル,GBA用に5タイトル,XboxとGCに各1タイトルずつを国内で発売。携帯でも「信長の野望」などを各キャリアに配信するなど,各方面でコーエーブランドの浸透を積極的に推進した。
また,ゲームソフト事業の好調を背景に,流通事業・メディアその他事業も増収増益を達成。特に同社が運営するエンターテインメントサイト「GAMECITY」では,順調に会員数およびアクセス数が増えているという。
同社では,次期の計画として,まずネットワークゲーム事業へと本格参入することを明言。Windows用「三國志 Battlefield」,PS2用「信長の野望 Online」,PS2用ブラウザソフト「EGBROWSER BB」などを通じ,グループ全体でネットワークビジネスへ取り組む姿勢を見せている。
さらに「真・三國無双2」で開拓したアクションジャンルの新作や,シミュレーションシリーズのシリーズ作なども投入する計画。平成15年度3月期の連結業績は,売上高315億円,経常利益116億円,当期純利益65億円を見込んでいる。
[SOFTBANK GAMES]
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